『　トワイライトエクスプレス　上り列車（札幌発〜大阪着）へ乗車のすすめ　』


　下り列車に乗ってないのにこんなこと書くのは片手落ちではありますが、上り列車に乗っての感想ということで。a(^-^;

　今回、大阪の実家への帰省という名目で大阪着の上り列車に乗ったわけですが、実は世間的に人気がある下り列車よりも上り列車の方が色々なメリットがあるのでは？、という話です。
　トワイライトEXPと言うと、すぐに『大阪発下り列車』というイメージで言われることに反発してみるつもりで、札幌発の上り列車について弁護してみようかと。a(^-^;

　先にも書きましたが、トワイライトは大阪発の下り列車の方が人気があります。
　その理由として、

　　（１）旅行会社が組んでいるツアーは大阪発の設定のものが多い。
　　（２）１号車最後尾のスイートからの展望が素晴らしい。
　　（３）日本海の水平線に沈む夕日を眺めながら食堂車での食事やサロンカーでくつろげる。

　このあたりが考えられますが、（１）はともかく、（２）は最後尾スイートに乗ってない乗客にとっては何の関係もないことだし、
（３）は季節や天候次第で夕日が見られない方がむしろ多いのではないのかと……。a(^-^;

　逆に下り列車のデメリットとして、私が思いついたのは、

　　（１）上り列車よりも乗車時間が短い。（ぉ
　　　　　（下り列車は21時間7分、上り列車は22時間38分）
　　（２）途中の停車駅での停車時間が短く、息抜き下車がしにくい。
　　　　　（金沢での5分間が最長。上り列車には敦賀で16分間の停車がある）
　　（３）（２）絡みの話で、機関車の連結作業が見られない。
　　　　　（下り列車は青森と五稜郭で機関車を替えるが、乗客は車外に降りられないの[*1]）
　　（４）青函トンネルの通過が深夜帯（AM3時頃？）なので、青函トンネル解説会を聞くのが大変。a(^-^;
　　（５）札幌着が午前9時7分で、朝食の時間次第では食べたあとの余裕が無くて慌ただしい。
　　（６）北陸本線の新疋田〜敦賀間のループ線とか函館本線の砂原線という、一風変わった路線を通らない。

　中にはマニアックなのが並んでますが（ぉ）、やはり『みんなが大阪発に乗りたがるから、切符を取るのが大変』ってのが最大のデメリットかと。a(^-^;　
　そんな中で、（１）は結構見逃せないデメリットではないかと思います。
　トワイライトのような長距離列車に乗る動機としては、『飛行機や新幹線でのあくせくした旅じゃなくて、ゆっくり・ゆったりとした旅がしたい』ってのがあると思うので、上り列車の一時間半増しってのは見逃せないメリットだと思ますが……？