仕方無しにとある場所を訪れてから釧路湿原へ向かった旅 ［その１］ 》
【10月14日（金） −１日目−】
いつもなら会社にいる時間。
羽田の北ウイングに立つ……。(^^ゞ
10時00分発、JAL1015便で新千歳空港に向かう。
朝ご飯は以前から食べたかった空弁『若狭の浜焼き鯖寿司』。
『北海道行くのに若狭かいっ！』と言うツッコミは却下。
これ食べる為に朝飯を喰わずに家を出ていたので、余計に美味しく感じた。
それ抜きでも美味いけど。
（ロールオーバーで中身の写真に変わります）
11時30分、新千歳空港到着。
南風が吹いているらしく、北から南に向かっての着陸。
降下中に自衛隊が使用している千歳空港に政府専用機が見えた。
『震災のパキスタンに行く準備かな？』と思っていたら、翌15日夜の宿のテレビで15日の午後に
パキスタンへ向けて出発したとのニュースを見る。
がんばれ、自衛隊。
新千歳空港の天候は曇り。
『今日は晴れ男の運が無いのか…』と思うが、
このあとさらに酷い目に遭おうとは……（ ´−｀）
乗る予定の列車の待ち時間に空港内を探検。
実は今までまともに新千歳空港の中を巡ったことが
無かったりする。f(^-^;
12時19分。
快速『エアポート123号』で新千歳空港駅発、一路札幌へ。
その車内で早くも昼ご飯を食べる。A(^◇^;
新千歳空港駅のホームで買った白老牛弁当。
焼き鯖寿司喰ったばかりだけど、押し寿司３個だけじゃ腹が膨らむわけがない。a(^-^;
本当は空弁の『生ハムにぎり鮨』を食べたかったけど、あれって出発ラウンジ内でしか売ってないのね。＿|￣|○
味は濃い目（特にそぼろ）で、人によっては醤油辛く感じるかも。
コストパフォーマンスもちょいと高めな気がした……。（ ´−｀）
12時55分、札幌駅到着。
これまでの旅ではここで降りるか小樽へと向かうパターンが続いていたけど、今回はそのまま乗車。
今回はこのまま旭川方面へと向かう。
この快速『エアポート123号』は、札幌から特急『スーパーホワイトアロー13号』旭川行きとなる。
列車の進行方向が逆向きとなる為、前後の座席に座る乗客と話し合い、座席を回転させる。
13時00分、札幌駅を発車。
私が座ってるのは、指定席。
この特急スーパーホワイトアローに使われている、785系電車の指定席（Ｕシート）の座席はグレードが高いことで有名。
このシート、他の特急列車のそれよりもクッションが良くて座り心地もいい。
これを狙って乗る人も多いそうで。
列車は岩見沢、美唄、砂川……と停まりつつ、最高速度130kmで函館本線を走る。
空知地方の函館本線は直線区間が多いのでこんな高速でぶっ飛ばせる。
札幌〜旭川間という道内の大都市同士を結ぶ路線だけに、結構多くの乗客が乗っていた。
相変わらず、天気悪し。
進行方向の空が暗いのが、余計に不安感を煽られる……。
(((( ；゜Д゜)))
今回も旅のお供は､『
実はこの日は『どうでしょう祭り』の一日目。
入場券はsold outだったが、数日前にキャンセル分のチケットが発売される と知ったときには「行くか…？」とちょっと悩んだ。f(^-^;
14時02分、旭川……の一つ手前の深川駅到着。
ここで降りる。（ぇ?
跨線橋を渡って隣のホームへ。
14時07分、旭川発岩見沢行き2238M普通列車に乗り、今まで進んできた方向を逆走する。（ぁぇ?
実は、北海道で『普通列車』と名の付く列車に乗ったのは今回が初めて。
今まで特急列車か快速エアポートしか乗ってなかった。(^^ゞ
＃今年５月の小樽行きの時に、人身事故の為に快速エアポートが
＃普通列車扱いになったことはあるが、あれは例外かと……。a(^-^;
扇風機は国鉄時代の「ＪＮＲ」マーク入り。
車内の雰囲気は昭和の時代を感じさせる列車……。（ ´−｀）
やがて、目的の駅に到着。
跨線橋から2238M列車を見送る。(^_^)/~~
で、降りたこの駅、
と書く駅ですが、どうしてこの駅に降りたのかと言うと……、
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十時二十三分、列車は和寒（わっさむ）駅に到着。
「『わっさむ』って言うんだね。北海道らしい名前だね」
このみが駅名の看板を見て言った。
「これから俺達が行く音威子府（おといねっぷ）もそうだよな」
北海道には難解な地名や変わった読み方の地名が多い。
「これはなんて言うのかな？」
このみは列車備え付けの車内雑誌の路線地図を指さして言った。
「『妹背牛』？ こんなの簡単だ、『いもうとのせにうしをのせてみる』」
「まともに読み過ぎだし、変なのが語尾に付いてるよー」
「じゃあ、このみは知ってるのか？」
「分っかりませ〜〜〜ん」
「……」
ポコッ！
「あうっ！……」
【拙作のToHeart2同人二次創作小説「Over North 45°」より】
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……てなことを書いたので、『じゃあ実地を見てみよう』ということで、
函館本線「妹背牛」（もせうし）駅。
今更言うまでもなく、『とある場所』とはここのことです。
A(^◇^;地名で言うと、北海道雨竜郡妹背牛町。
特産物はこのカントリーサインで一目瞭然。
でも、ちょっと強引な構図だと思うな……a(^-^;
この町には高校女子バレーの強豪校（妹背牛商業）があり、卒業生には日本代表もいる。
……で、ただ駅名板を撮る為だけにわざわざここまで来るわけもないので（ぉ）、早速目的地へと向かう。
ところが、初めて空知の地を訪れた私を、最大10メートル近い突風と大粒の雨が歓迎してくれました。
（゜∀゜)キターッ！（←違
とにかく、土地感が全く働かないところで突風と横殴りの雨に襲われること程、不安感を煽られることはなかった……。
･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･
悪戦苦闘しながら、20分ほど歩いて目的地の『妹背牛温泉ペペル』に到着。
風雨が無ければ、周りの風景を見ながらもっと早くに着けた筈なのに。
そんな天候の中で建物の外観写真を撮る余裕なんてあるわけない……。＿|￣|○
この妹背牛温泉、地中1500mから源泉を汲み揚げており、湯温44.8度。
だから汲み上げたお湯を加熱したり水でうめる必要が全くなく、湯量も豊富なので完全掛け流しの温泉として結構評判の良い温泉だそうです。
会社で同僚が働いている時間、私は『ふやけるまで』湯に浸かってました。
A(~Q~;)
ちなみに『ペペル』とは、アイヌ語の『ぺ』（水）と『ペル』（泉）を組み合わせた造語だそうで、『温泉』と言う意味ではないらしい。a(^-^;
満足するまで温泉に浸かり、ロビーで一服してからカウンターでタクシーを呼んで貰い、
深川駅に向かう。
本来ならば妹背牛駅から列車に乗って帰るのが正道なんでしょうが、この付近の函館本線は
札幌〜旭川間という道内有数の大動脈の中にも関わらず、普通列車の本数が極端に少ない。
（約２時間に１本！）
天気が良ければ静かな無人駅でのんびり待とうという気にでもなったかも知れないんですが、
強風と曇天の下では待つ気にはならなかった……。（ ´−｀）
それに、『ある物』を買う為に深川まで行きたかったこともあるので。
そんなわけで、20分ほどでＪＲ深川駅に到着。
待合室は平日夕方の時間帯で高校生や出張帰り（？）の会社員が多くて、結構賑わってます。
そんな待ち人もお土産として買っていた物が、私のお目当ての物でもありました。
深川名物『ウロコダンゴ』。
発売されて９０年以上経つ、伝統のお菓子。
一風変わった『ウロコ』という名の由来は他のサイトで見れ……って、書きます書きます。a(^-^;
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ここ深川駅は留萌本線の始発駅でもあり、その留萌本線が開通したときの記念として作られたのがこのお菓子の
始まりなんですが、当初は『椿団子』と名付けられた。ところが、深川駅の当時の駅長の苗字が偶然か『椿』と言い、
その椿駅長が『ワシの名前を連呼されて売られたくないんじゃっ！ (ﾟДﾟ# )ゴルァ！』とゴネた【脚色あり】為、
『では何と名づければいいのか？』、と考えたとき、当時留萌沖で捕れたニシンが留萌本線からこの深川駅を通って
各地に運ばれており、その貨車にニシンから剥がれた鱗がビッシリとくっついていて、このダンゴの形がそれに似て
いたので『『ウロコダンゴ』と名付けてはどないや？』【脚色あり】、と椿駅長が提案したことから名付けられた……。
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米粉と小麦粉、砂糖を混ぜ合わせ蒸気で蒸したお菓子で、味は抹茶・小豆・混ぜ物なしの３種類。
食感は名古屋のういろうに似た感じだが、（良い意味で）荒っぽい食感でモチモチ度も高い。
大変美味い。(ﾟДﾟ)ウマー
空知はお米が美味しい土地だけに、素材の良さもあるのかも。
ここで途中下車してでも買う価値のあるお菓子だと思います。（基本的にここでしか売ってない）
日持ちする真空パック版もあるものの、『生の方が断然美味しいですよ』と売店の方は言ってました。
生版 ：３個入り１５５円、９個入り５２５円、１８個入り１０５０円。 （賞味期限：夏２日 冬３日程度）
真空パック版 ：１０個入り６３０円、 ２０個入り１２６０円。 （賞味期限：１０日程度【開封前の場合】）
３個入りなんてのは、如何にも『列車内で気軽に食べる用』って感じで好感が持てますな。d(^-^)
ホームにもちゃんと広告看板があった。
手前は滝川・札幌方面の駅舎側のホーム、向こう側には旭川方面のホーム。一番奥には留萌本線のホーム。
いつかの機会に留萌本線に乗ってみたいと、密かに決意……。(゜_゜=
16時18分、特急『スーパーホワイトアロー22号』に乗車、今度こそ一路札幌へ。（ぉ
指定席はほぼ満席。
さすがに都市間特急だけはある。
うーん、マニュアル設定ができるデジカメが欲しい……。＿|￣|○
17時20分、札幌駅到着。
このまま乗っていると新千歳空港まで行ってしまうので下車する。(。_・☆＼ バキ
夕方のラッシュ時だからホームもコンコースも混雑。
それでも東京都心のラッシュに比べればマシな気がする。（ ´−｀）
うーん、手ブレ補正機能付きのデジカメが欲しい……。＿|￣|○
ホテルに入り、飯を食いに行ったり、ライトアップされた時計台や大通公園を見て廻って札幌の夜を過ごす。
翌日は午前５時半起床……＿|￣|○
まあ、本来ならば車中泊の予定だったし、それに比べれば断然マシかと……。A(^◇^;
ページを変えてみる。
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