【11月2日（木） −０日目−】
↑『０日目』としているのは、実質の旅が翌日の為。
17時30分、定時の勤務時間終了と同時に机上を片づけ、そそくさと会社を去る。
家に帰り、風呂に入って身支度を整えて上野駅にやってきた。
改札内コンコースにある定食屋『ちゃぶぜん』で晩ご飯を食べてから、一旦改札を出て普段は行かない中央コンコースに行く。
別に改札外に出なくてもいいんだけれど、ここから改札を通ることで
『上野発の夜行列車で旅立つ』という雰囲気を味わいたかったから……。A(^◇^;
時間は21時、まだまだ帰宅ラッシュが続いている。
☆彡 上野 21時45分発⇒青森 9時55分着 寝台特急『あけぼの号』 ☆彡
今回の旅で最初に乗る寝台特急『あけぼの号』は13番線から発車する。
青森・函館フリーきっぷは、フリーエリア内までの往復に東北新幹線＋スーパー白鳥・白鳥号の普通車か、あけぼの号のＢ寝台が利用できる。
翌日朝一番の東北新幹線『はやて』と特急『スーパー白鳥』に乗っても青森には11時過ぎには到着できる。
でも、朝一の新幹線に乗る為に超早起きするぐらいだったら寝台列車に乗って寝て行った方が楽だろうという判断をした。
まあ、『寝台列車に乗り慣れている』からこんな選択ができるわけですけど。f(^-^;
あけぼの号は21時45分発なので今回のように会社をチャイムダッシュで出て家に帰り身支度を整えてからでも間に合うし、青森着も9時55分着なので朝からバタバタと下車準備をしなくてもよいのでゆったりとできる。
寝台車が苦手でということでなければ有望な選択肢になろうかと思います。d(^-^)
上野駅は毎日利用しているものの、使っているのが常磐線なので地上ホーム（13〜17番線）を利用したことが殆ど無い。
かつては長距離列車の乗客で大いに賑わっていたであろうホームも、今は隣のホームから今風デザインなアルミ車体の通勤列車が頻繁に発着していて、なんとなく寂しげな雰囲気がした。
21時33分、上野発の寝台列車名物の推進回送であけぼの号が入線してきた。
本当に人間が歩く速度でホームに滑り込んでくる。
もっとスピード出してもちゃんと止まれるだろうと思うけど、安全第一ということでしょうな。
かつては山ほどあった『上野発青森行き』の表示も、今はこの列車だけになっている。
乗ったのはＢ寝台ソロ。
そう、フリーエリア往復のＢ寝台はソロが使えるんです。
これは凄く大きなメリットだと思う。
ソロの個室は噂通りにかなり狭かった。（ ´−｀）
でも、横になってしまえば違和感はあまり無いし、なによりも鍵がかけられる個室だからプライバシーやセキュリティ面のメリットが凄く大きい。
私が乗ったのは上段でしたが、変に揺すられるようなことも無かったし、窓の横幅は広くて縦幅も車体屋根のカーブに沿って上まで広がっているので、深夜に室内の照明を消すとプラネタリウム風の星空が楽しめるそうです。
ただ、この日は曇りで殆ど星空が見えなかった……＿|￣|○
21時45分、列車は定刻通りに上野駅を発車。
12時間10分の列車旅の始まり。
22時8分、大宮駅到着。
もう通勤ラッシュのピークは過ぎているのでホームの混雑は無いけれど、典型的な帰路に着く人々の風景。
翌朝皆さんが起きる頃、こちらは秋田県内に居るわけで感慨深いものを感じる。（ ´−｀）
22時9分、大宮駅を発車したところで寝台のセットをする。
秋田運転区手作りの手順書があるから、ちゃんと読めば誰でもできるかと。
それとこの手順書でＢ寝台ソロの室内の様子も分かった頂けるかと。a(^-^;
【クリックすると大きな写真が出ます】
セットした寝台に横になり、ポケットラジオを聞きながら小説を読むうちに、
仕事明けの疲れもあってかすぐにウトウトと……（ ＾．＾）（ −．−）（ ＿ ＿）zzz...
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