【11月3日（金・祝） −１日目−】
そんなわけでやってきた竜飛海底駅。
北海道側にある吉岡海底駅が北海道新幹線の工事拠点となる為に今夏で一般公開が終わってしまったものの、こちらは引き続き公開されている。
ただ、ここも北海道新幹線が開通する時には列車による訪問ができなくなってしまうし、案内人氏曰く、『来年の予定は未だ決まっていない』とのこと。
まあ、北海道新幹線ができるまでは実施されるんでしょうけど。
私が参加したのは『竜飛２コース』。
さっき乗ってきた白鳥3号でここに降り立ち、16時18分発の白鳥15号でここを去って函館に
抜けるという、計3時間34分の行程。
この日の参加者は鉄ちゃんとか子供連れ夫婦とか老夫婦とか団体旅行風とかが入り混じった、計25名。
3連休初日ということか、ここ最近の中では多い方だと案内人は言ってました。
案内人から注意を聞き、参加者を証明するバッチを着ける。
これが後ほど行くケーブルカーの乗車証や青函トンネル記念館の入館証明を兼ねる。
いよいよ、見学ツアー出発。
トンネル内にしみ出てくる最大毎分30トン近い地下水を排水するポンプの排水管。
勿論、ここだけじゃなくてこの手の配水管がトンネル内には何十本もある。
トンネル内の気温は年間を通じて摂氏20℃、湿度80〜90%程度に保たれている。
夏は涼しくていいかも。
何気にキャラクターの看板。
☆彡 体験坑道 13時20分（頃）発⇒青函トンネル記念館 13時27分（頃）着 ケーブルカー『もぐら号』 ☆彡（↑もぐら号のアイコンまであるとは……a(^◇^;）
一通りの施設の見学をしてから、地上へ出るケープルカーに乗車。
このケーブルカーは作業用だけど、有料で見学者を乗せて運転されているので『青函トンネル竜飛斜坑線』という営業路線でもある。
作業用なので、はっきり言って乗り心地は悪い。a(^-^;
でも、その荒っぽさが巨大トンネルの武骨さを感じさせてくれる。
ガタンガタンガタンガタンガタン……と揺すられ続けて（正に）、約7分。
ケーブルカーは青函トンネル記念館駅に到着。
ここで案内人の誘導は一時終了し、参加者は青函トンネル記念館や竜飛崎見学などの
自由行動となる。
そこで私は先に竜飛岬に行ってみようと思った。
しかし……、
外は雨……（´・ω・｀）
それと強い風。(ノ_＜。)
まあ、竜飛崎は一年中風が吹いている強風地帯なのは分かっていたので風だけなら行くつもりだったけど、雨まで降られたらさすがに厳しい。
『傘があれば』なんてのは甘い考えで、ここでそんな物を使っても吹っ飛ばされる可能性が高い。
天候の回復を祈りつつ、先に青函トンネル記念館と併設されている竜飛ウィンドパーク展示館を見学する。
写真は出しませんけど、色々な展示物や解説ビデオは結構興味深く見られた。
1時間ほどして外を見ると、雨はパラついている程度だったので外に出る。
時間的に竜飛崎までの往復は難しかったので断念したものの、雲間から漏れた太陽の光が
日本海を照らす幻想的の風景が見られたから一応は納得できた。
やがて、集合時間となり、さっき乗ってきたケーブルカーで再び竜飛海底駅に戻る。
このケーブルカーは下（竜飛海底駅側）からだけではなく、上（記念館側）から乗っての往復もできる。
勿論、上から降りて竜飛海底駅から列車に乗ったり、その逆は不可能。
残りの施設を見学し、ピックアップして貰う特急『白鳥15号』の到着を待つ。
突然、トンネル内にサイレンの音が鳴り響き、真っ暗なトンネルからは『ゴーーー』という音が聞こえてくる。
ここで『濃い鉄分』を含んだ参加者数名が急ぎ慌てて音の方向にカメラを構える。（ぉ
『薄い鉄分』の私はその人垣の隙間からFinePixのレンズを向ける。（ぉぉ
シャッタースピードもへったくれもない、オートモードで。（ｗ
やがて、EH500型電気機関車に牽引されたコンテナ貨物列車が通過。
見学人が居ることを知ってなのか、貨物列車は60km程度の速度で通過して行った。
その時撮ったのが右側の写真。
原版の写真はブレブレなんですけど、こうやって縮小して見るといい感じに見えるんじゃなかろうかと。A(^◇^;
☆彡 竜飛海底 16時18分発⇒函館 17時33分着 特急『白鳥15号』 ☆彡
16時18分、特急『白鳥15号』が到着。
フリーきっぷの乗り放題は自由席のみだけど、 確実に着席できる安心感を買おうと指定席特急券を買っておいた。
で、その指定席に行くと、案の定別の席に座っている筈のオヤジが座っていた。
『そこ、私の席ですよ』って言いながら切符を見せると、オヤジは唖然とした表情をした。（ｗ
まあ、海底駅から指定席に乗ってくるヤツなんてそうはいないだろうから、当然の反応ではあるけど。a(^-^;
長いトンネルを抜けると、そこは北海道。
たった2ヶ月半前にも来た、北海道……A(^◇^;
午後5時頃なのに、日は沈んでもうこんなに空。
北の大地の夕暮れは早い。
17時33分、定刻通りに函館駅に到着。
ホームに降りてきた人の数からしてかなりの乗車率だったようで、確認はしていないけど自由席も混雑していたかも。
指定券買っておいて正解だったみたい。((;・・ヘ)
これを見て、改めて北海道に来たんだと思う。a(^-^
宿に入る前に、何気に選んだトンカツ屋で晩ご飯。
注文して間もなく、ゴマの入ったスリコギが出される。( ﾟдﾟ)ポカーン
客にゴマを磨らせるところは初めてだったのでちょっと戸惑う。a(^-^;
今まですりゴマでトンカツを食べたことが無かったけど、スリたてのゴマの香りが良くって美味かった。
……って、なんで函館でトンカツ食ったんだろ？
普通は海鮮物を選ぶわな。a(^◇^;
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