【8月18日（金） −２日目−】
帯広の朝は雨だった……( ´−｀)
この日、道内には九州地方に接近していた台風10号の影響で、オホーツク海から日高地方を通って道南にかけて停滞前線が袈裟切りのようにかかっていた。
2000kmも離れた台風の影響を受けるとは……。
余談。
この日泊まった宿はＪＲ北海道グループの宿ということで、部屋のカードキーにスーパーおおぞらの写真が使われています。
また、ホテルのラウンジには『２８３』というカクテルまであるらしい。
a(^-^;
宿を出て10秒で帯広駅到着。（ぉ
ここから、
☆彡 帯広9時07分発⇒新得9時37分着 4002D 特急『スーパーおおぞら２号』 ☆彡……の筈だった。
しかし、これからこの行程が大きく狂うことになった。
以下、その顛末。
ホームでスーパーおおぞら２号を待つ間に、釧路を6時ちょうどに出発した普通列車が到着。
この列車はここから快速『狩勝』と名を改めて滝川に向かう。
実は、新得から富良野まではこの列車に乗る予定をしている。
だからここから乗ってもいいのにわざわざスーパーおおぞらに乗るのは、新得駅に先着して名物『新得そば』の駅そばを食う為。
まあ、『スーパー』な特急に乗る為ってのもあるのですが。a(^-^;
【ロールオーバーで別の写真を表示】
ところが、車内を覗くと空席はあるけど結構混んでいる。
新得から狩勝峠越えで富良野まで行く人はそう多くないだろうとは思ったけれど、乗客には旅人風の人も多いし、新得〜富良野間は列車本数がかなり少ないからヘタをすると新得で席にありつけない可能性がある。
新得〜富良野間1時間20分、立席で狩勝峠越えはちょっと辛い……、
（……乗るか？）
そう思ったと同時に、快速狩勝に乗り込んだ。
新得そばは今後の宿題とする。f(^-^;
結局、スーパーおおぞらのグリーン券はキャンセルしなかったけど、ＪＲ北海道の売り上げには影響しないだろうと勝手に思う。（爆
ところが、
9時6分の定刻にスーパーおおぞら２号が到着したものの、9時7分の発車時間を過ぎても動かない。
やがて、ホームのスピーカーから放送が流れる。
『ただ今、新得〜十勝清水間で大雨の為、しばらくの間運転を見合わせま〜す』
帯広はパラパラ程度の雨なんですけど？ ( ﾟдﾟ)ポカーン……
まあ、帯広と新得・十勝清水とは数十キロ離れているから、こっちで小雨でもあちらは局地的な豪雨になっている可能性はあるわけだし、大自然相手に文句を言っても状況が好転するわけでもない。
ただ、遅れ次第で行程を組み直す必要もあるので、不安と達観の心境で道内時刻表を見て過ごす……。
……一時間後、
スーパーおおぞら２号、発車。
こんな写真が撮れたということは、快速狩勝は未だ発車しておりません。a(^◇^;
……結局、
☆彡 帯広10時10分『頃』（ｗ）発⇒富良野??時??分着 3430D 快速『狩勝』 ☆彡に変更となりました。a(^-^;
10時10分『頃』（もうハッキリと覚えてへんて…＿|￣|○）、快速狩勝は帯広駅を発車。
定刻だと9時20分発なので、約50分遅れ。
この時点で富良野着が何時になるかは予測不能。（ ´−｀）
今日の宿まで行き着くには『許容範囲の遅れ』なものの、『今回の旅最大の目的地』には
行けないことが確定した…… ･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･
＃そう言えば、これだけ遅れると駅員に文句を言う輩が出てきそうなものだけど、見知る限りで
＃そんな輩を見かけなかった。
＃何時でも何処でもこうであればいいのにねぇ……。
ここから快速狩勝は順調に新得に向かって……はくれない。
進むに連れて雨の勢いが強くなり、途中の信号所や駅で長時間の停車を強いられる。
まあ単線区間でダイヤが乱れると解きほぐすのが大変だし、こんな状況だから仕方がないけど。（ ´−｀）
この間、蒸し暑い車内は平静を保っていた。
11時頃、PHSが繋がるので運転状況を調べる。
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平成18年8月18日10時57分時点の情報です
▲根室線：新得〜御影間 列車の運転を見合わせています。
▲札幌7時03分発 釧路行き 特急「スーパーおおぞら1号」 1時間30分遅れで運転中
▲札幌8時02分発 帯広行き 特急「スーパーとかち1号」 十勝清水駅で停車中
▲釧路7時39分発 札幌行き 特急「スーパーおおぞら2号」 平野川信号場で停車中
▲釧路8時39分発 札幌行き 特急「スーパーおおぞら4号」 帯広駅で停車中
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スーパーおおぞら２号も新得に辿り着く前に引っかかっていた。a(^-^;
それにしても列車が停滞していたのがウィルコムの圏内でよかった。
気象庁のレーダー画面も見られたから雨の降り方の見当が付けられて心理的にはかなり楽だった。(^。^)
＃しかし、このダイヤの乱れこのあともっと凄いことになっていた……。a(^-^;
十勝清水駅でも列車待ちで十数分間の停車。
改札を出る余裕があったので、自販機で紅茶を購入し遅延記念に入場券を購入。（爆
今度何時、十勝清水駅に降り立つかも分からんし。（ぉ
12時36分、新得駅に到着。
ついに傷口は2時間24分にまで広がった……＿|￣|○
ここまで遅れたんだったらスーパーおおぞらに乗って新得に先に着いて新得そばを食って列車を待ってた方がよかったのかも。
グリーン車でマターリとできるし、ここで降りる人も多くてちゃんと座れそうだったし。（ ´−｀）
ちなみに、この日は実質昼ご飯抜き。
列車に乗り通しで身体を動かしていないから空腹感は少なかったけど、何気に帯広駅で買ったおいたマルセイのバターサンドが無かったらどうなっていたことやら……(((( ；゜Д゜)))ガクガクブルブル
ここから先は通常通りの運行可能とのことで、この時点で富良野到着推定時刻は14時頃。
でも、（予定変更で）次に乗る予定にしていた『富良野・美瑛ノロッコ４号』の富良野駅発は13時59分。
これから狩勝峠越えが待ち構えているし、今までの経緯からしてまた大雨が降る可能性もある。
恐らくは間に合わんだろう……＿|￣|○
既に目的の一つを断念した状況で、これも目的の一つであるノロッコ号乗車までは断念したくない。
ノロッコ号は６号もあるのでそれを待つこともできるが、そこまで待つと今夜の宿入りが遅くなってしまう。
……しかし、釧路を朝6時に発って既に6時間以上働き続けている単行キハ40系がここから頑張った！
雲の中の狩勝峠を登る。
新狩勝トンネル内で石勝線と別れて奥深い山間を通り、幌舞……もとい、幾寅駅到着。
映画『鉄道員』のロケ地と言った方が有名かも。
到着したのは13時8分、定刻より2時間16分遅れ。
遅れを8分挽回した。(゜_゜;)おおっ
幾寅駅を発って暫くすると、進行方向（富良野向き）右手に見えてくるのがかなやま湖。
ここらは上川地方の南富良野町という地名。
世間一般が『富良野』とイメージして浮かんでくる富良野までは、まだまだ遠い。
……で、
快速狩勝、富良野駅に到着。
到着時刻は13時45分……、
感動したっ！ ･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･
ノロッコ号に間に合わせようと、懸命に飛ばしたんでしょうか。
まあ、そうではないんだろうけど、そう思いたくなるぐらいに嬉しかった。(・_・、)
快速狩勝は暫しの停車後、滝川に向けて発っていった。
ありがとう、快速狩勝。(^_^)/~~
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