ＪＲ宗谷本線、比布駅。
かつてピップエレキバンのＣＭで舞台となった駅だけど、まさかこんな形で訪れることになろうとは……。A(^◇^;
比布町はいちごの産地として有名ということで、駅舎は見事なピンク色。
でも、雪のおかげでケバケバしさは全く感じられず、むしろピンク色が映えていた。
ここから比布駅始発の旭川行き1362D普通列車に乗る。
実は、下り普通列車に乗って塩狩越えをする手もあったけど、和寒駅で当初乗る予定の特急「スーパー宗谷１号」を
1時間以上待つことになり、無人駅では暇を持て余しそうだったので、いっそ旭川まで行ってしまえということで
こんな行程を組んだ、と。
途中、降りる駅を勘違いをして降りなかった乗客の為に発車直後に急停車した（ォィ）ものの、ほぼ定刻通りに
旭川駅に到着。
ともかくここで9時56分発のスーパー宗谷１号を約50分ほど待つことになるけど、和寒で待つよりも旭川の方が
何かと暇つぶしはできる、と思っていた。
……ところが！
改札を出ると、なにやらコンコースが騒がしい。( ? - ? )
流れてきた構内放送を聞くと、函館本線の上り普通列車が列車故障を起こした為に上り線が運転を見合わせ、その余波で下り線も少し遅れている、とのこと。(゜◇゜)ガーン…
札幌方面に向かう上り線は完全にストップしているものの、下り線は遅れながらも運転はしているとのことなので、すぐに冷静さを取り戻す。
やがて、ずっとホームで待機していた札幌行き特急「スーパーホワイトアロー」が運休となってしまい、その乗客達がゾロゾロとコンコースに出てきてさらにコンコースは大混雑。( ´−｀)
そんなコンコースの一角に佇み、急ごしらえの精算窓口に並ぶ人の動きを見ていたけど、
ふと時計を見ると9時40分過ぎ。
スーパー宗谷１号は約20分の遅れなのでまだ時間はあったけど、ここらでコンコースを逃れることにする。
自動券売機で和寒までの乗車券と自由席特急券を買い、ホームに向かう。
前もって買ってある乗車券と特急券は和寒からなので、旭川〜和寒間を買い足した次第。
コンコースの雰囲気と一転、ホームは静か。
空を見あげると、ここに着いた時には晴れ間も見えていたのに、今は雪空。
冬の北海道の天気は変わりやすい……（ ´−｀）
☆彡 旭川9時53分発⇒稚内13時28分着 2031D特急「スーパー宗谷」１号 ☆彡
約20分遅れでスーパー宗谷１号がやってきた。
この日のスーパー宗谷１号は、時刻表に載っている編成（4両）に2両増結した6両編成。
北海道の特急列車はこの手の増結をよくやっている。
ちなみに、右のディーゼル機関車は車両故障した普通列車の救援に向かうらしい。
旭川から和寒まで、20分ちょっと。
折角なので俄鉄ちゃんになって先頭部から見える塩狩越えの風景を堪能することにした。f(^-^;
雪積もる比布の直線路を爆走！
さっき普通列車に乗った比布駅もオーバー100kmで通過（゜∀゜)ーーーッ！
24時間経たない間に3度目の塩狩越え。A(^-^;
青空が見えているのでわかるように、冬の北海道の天気は本当に
変わりやすい。
間もなく、和寒駅に到着。
ここからは前もって買ってある特急券を行使する。
座るのは……、
＼ またグリーン車ーーーっ!! ／
＼ しかも革張りシートーーーーーー!!! ／
(ﾟ∀ﾟ) (ﾟ∀ﾟ) (ﾟ∀ﾟ) (ﾟ∀ﾟ) (ﾟ∀ﾟ) (ﾟ∀ﾟ) (ﾟ∀ﾟ) (ﾟ∀ﾟ) (ﾟ∀ﾟ) (ﾟ∀ﾟ)
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これから稚内に向かう約3時間の行程。
長距離の行程ということで今回もグリーン車に乗ることにしたけど、ここんとこ贅沢し過ぎかもなー。(^^ゞ
＃……あとはスーパー北斗とスーパー白鳥か。（ぉ
スーパー宗谷のグリーン車は一両の半分足らずのスペースで9席しかない。
シートは青色の革張りに肘置きは木製、社長の椅子みたいな風格があります。
昼ご飯は、名寄駅で積み込まれた日本最北の駅弁屋「角舘商会」の「ニシンカズノコ弁当」にした。
お値段840円也。
カズノコのプチプチ感が (・∀・)イイッ！
ちなみに稚内駅でも駅弁は売られているけど特急列車の発車前だけの販売で、また作っている業者は普通の弁当屋と食堂。
専業の駅弁屋が出している駅弁としては名寄駅のが日本最北。
日本有数の大河、天塩川も冬は雪と氷の下に閉ざされる。（ ´−｀）
幌延駅、到着。
約9ヶ月ぶりの、「Over North 45°」。
幌延付近から豊富にかけてはいい天気。＼(^O^)／
頭は隠れていたけど、利尻島もくっきり見える。
ところが、
俄に雪雲が広がり、あっという間に吹雪となる。
本当に冬の北海道の天気は変わりやすい……・゜・(ノД`)・゜・
稚内の手前、抜海（ばっかい）駅通過中の写真。
吹雪の中、スーパー宗谷はホームに積もった雪を巻き上げて、まるで高速船が波を切るような状態になる。
13時47分、定刻から19分遅れで稚内駅到着。
結局、旭川での遅れは詰まらなかった。
稚内。
一年の間に、２度も来ることになるとは……f(^-^;
札幌時計台に続く定点観測点になる予感。（ぉ
ここで一旦改札を出て、ついさっき通過した抜海にある「ゴマフアザラシ観察所」の管理人さんに電話をしてみる。
すると、『今も荒れた天気が続いているので観察所を閉鎖するかも……』、とのこと。(゜◇゜)ガーン
「とりあえず、行ってみます……(・_・、)」と告げて、電話を切った。
☆彡 稚内14時08分発⇒抜海14時24分着 4330D普通列車 ☆彡
もしも駄目なら天気のよかった豊富か幌延あたりまで行くつもりで、14時08分発の旭川行き4330D普通列車に乗り込む。
簡易リクライニングシートの席が、真ん中でテーブルを挟んで向かい合う。
北海道のローカル線の普通列車はワンマン運転が多いので前乗り・前降りとなるけど、乗降口に近い側だと進行方向後ろ向きの座席になってしまう。
14時08分、定刻通りに稚内駅を発車。
相変わらず空は雪雲に覆われているものの、さっきよりも雪の降り方は緩くなっている。
『ひょっとして……』
そんな期待に応えるかのように、抜海に近づくにつれて雪が止んで（゜∀゜)キターッ！
そして、抜海駅。
吹雪は止んでいた。(^-^)v
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