【2月4日（日） −３日目−】
この日の釧路地方は低気圧の影響で強風が吹いていた。
気温も8時時点で+1.5度。
でも強風のせいで体感温度はもっと寒く感じる。
これから向かうのは、昨日行けなかった茅沼。
勿論、目的はタンチョウ。
9時05分釧路発の快速しれとこで行き、12時48分茅沼発快速しれとこで戻ってくれば、15時05分釧路空港発の飛行機に乗るのにちょうどいい時間になる。
タンチョウを見る為の他の選択肢としては丹頂鶴自然公園や鶴居村の伊藤タンチョウサンクチュアリがあって、そこに行けばほぼ確実に見られるけど、多分観光客も多く来ているだろうし、より静かな場所で見たいと思って茅沼に行くことにした。
まあ、この決断は一つの賭けではあったけど。(^^ゞ
往復には『かや沼温泉きっぷ』を使用。
釧路〜茅沼間の往復乗車券と茅沼温泉の入浴券がセットになって1500円。
別々で支払うと1820円なので喫茶店のコーヒー一杯分が浮く計算になる。
☆彡 釧路9時05分発⇒茅沼9時43分着 3728D快速「しれとこ」 ☆彡
始発列車なので余裕で席には座れたけど、間もなく座席はほぼ埋まってしまう。
網走方面に抜ける列車がこのあと15時38分まで無いし、そこまで行かないにしても2時間に一本程度のダイヤだから、どうしても混み合うのかも。
隣に座った人も網走まで向かうとのことだった。
時々警笛を鳴らすので『鹿かキツネか？』と思って見るものの、どうやらすべて人間に対する警笛。
SL目当ての鉄道マニアが沿線に出張っているので危険報知の警笛けど、運転士が危険だと感じない場所でカメラを構えるべきではないかと思う。( ´−｀)
9時43分、茅沼駅到着。
SL目当ての鉄道ファンや近くのペンションに向かう人など、数人が下車した。
……で、お目当てのタンチョウは、
全部で四羽居たー━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!
まずはFinePixの光学3倍ズーム。
射程距離が……( ´−｀)
(クリックすると大きな画像が出ます)
こっちはデジタルズーム最大。
これが限界。
残念ながら、タンチョウが憩うていたのは敷地の奥側で、距離にして50m以上離れていた。
改めて主砲（PowerShot）を失った不利を痛感……＿|￣|○
でも、肉眼ではもっとハッキリと見えていて、羽ばたく姿も見られたので納得することはできた。
やがて、二羽が飛び立ち、間もなく残りの二羽も何処かへと飛んで行った。
(クリックすると大きな画像が出ます)
タンチョウは去り、もう一つのお目当てであるSL冬の湿原号の到着は12時05分ということで、それまでの間は茅沼温泉に入りに行くことにする。
日帰り入浴が出来る『憩いの家かや沼』までは駅から1kmちょっとの徒歩。
事前に連絡すればバスで送迎してくれるそうだけど、一人の為にバスを呼びつけるのもどうかと思うので徒歩で向かう。
冷たい風と雪が顔に吹き付けてくるので結構辛いけど、冬の北海道の自然を感じる。
憩いの家かや沼に到着。
茅沼温泉は、ナトリウム-塩化物温泉で源泉温度は47.2℃。
温度が違う内風呂と露天風呂があって、露天風呂からはシラルトロ湖が見られる。
露天風呂かではチラチラと降る雪と凍結したシラルトロ湖を見てマターリ……( ´−｀)
そして、源泉の温度に近い『源泉の湯』（45〜46℃）にも挑戦したけど、熱すぎて膝までしか入れず……・゜・(ノ∀`)・゜・
一服してから外に出る。
入り口横に掛けられた温度計は-2℃。
風があるから体感温度はもっと低く感じるけど気温は高い。
……で、ふと見た先に、
タンチョウが道路に佇んでる……。
( ゜д゜)ポカーン
(クリックすると大きな画像が出ます)
まさかここで見られるとは思っても見なかったので、本当に不意打ちを食らった気分。ゲゲ(゜_゜;)
＃後日調べてみたところ、憩いの家かや沼でも餌付けを行っていることが判明。
ジッと見ていると、タンチョウもこっちの存在に気づいたようで、首をこっちに向けたものの、
やがて首をそらして道路上をゆっくりと歩き始めた。
ここで焦って近づこうとすると逃げられる可能性が大きい。
なんとか副砲（FinePix）の射程圏内に近づこうと思い、ゆっくりと接近を試みる。
タンチョウの動きにあわせて、こちらも動きつつ距離を縮める。
居たのは二羽。
つがいであることは間違いないと思う。
向かって右側のタンチョウは左のよりも少し大きくて時折こっちを見ていたので、多分雄ではなかろうかと思う。
この写真は光学3倍ズームで撮影。
(クリックすると大きな画像が出ます)
デジタルズーム最大。
PowerShotならもっと綺麗な画で撮れたのに……( ´−｀)
(クリックすると大きな画像が出ます)
どうやら食事タイムに入ったようで、頻りに地面を突くばかりで似たような仕草しか撮れなかった。
羽ばたいている仕草は見られなかったし、鳴き声も聞けなかったし。
でも、歩き方や細かい仕草がすべて優雅。
タンチョウにハマる人が多いってのも分かる気がした。
それと、時々温泉にやってくる人の車が通ったものの、タンチョウは気にする様子は見せなかった。
ある意味で慣れているんだろうけど、それが良いかどうかは何とも言えない。
(クリックすると大きな画像が出ます)
やがて、白樺の林の方へと向かい、こっちにお尻を向けたところで観察終了。
最初に見つけてから約30分、風が吹く中で寒かったけどそれでも見続けたいと思わせてくれた。
もう、言うこと無し……(・_・、)
最後に、
ここに限らず、何処でもこういうことなので、ちゃんとマナーは守りましょう。d(^-^)
ページを変えてみる。
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