《　2010年9月　礼文島10回目　［２日目（９月２４日）］　》



　２日目、無難に（笑）桃知コースを歩く。




[ Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II ]
[ 50mm 1/1600sec F6.3 絞り優先AE ISO200
WBオート ]

　翌朝の香深ＦＴから見た、2010年度初冠雪の利尻山。
　実は、前日の夕方便で島に着いた時に冠雪を確認していたけど、島の到着が日没後だから暗くてまとも写真が撮れなかった。
　今年の礼文は９月に入っても最高気温が20℃を超える日が続くという異常な状態だったけど、ようやく夏が終わって足早の秋に季節が移ってきた。



　朝一便島抜け者お見送りのあと、朝一便島入りの同宿お知り合いＫさんと桃岩展望台に向い、暫し滞在のあとでツバメ山に向かおうとしたが、途中の鞍部で猛烈な風に遭ったので行く気を無くして引き返す。（ォィ




[ Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II ]
[ 18mm 1/640sec F8 絞り優先AE ISO200
WBオート ]

　西海岸からの吹き上げの強風に煽られながら撮った写真。（×_×）









　戻る途中、これまたお知り合いのＴさん（今回は桃岩荘泊）と出会い、遊歩道に佇んで利尻を見ながら話をして過ごす。




　今回、風景の写真を撮るのに三脚を使ってみた。
　手持ち撮影でもVRレンズを使えば手ブレ率は低くなるけど、強風が吹く礼文では身体そのものが煽られてしまうのでブレ写真が多かった。
　その反省から、D300+18-200mmVRクラスのカメラを支持できる小型三脚を新兵器として持ち込んだ。
　今までも宗谷本線撮り鉄の続きで島入りした時には三脚を持って来ていたけど、中型クラスの三脚はトレッキングで持ち歩くには大きすぎなので……a(^-^;
　この時期はコースを歩く人は少ないのと花も殆ど無いから遊歩道脇に三脚を設置してもほぼ支障はない。
　勿論、三脚の足が着地する回りを確認し、極力植物を踏まない位置に設置するように心がけた。










[ Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II ]
[ 28mm 1/800sec F8 絞り優先AE ISO200
WBオート ]

　水準器の無い自由雲台だから水平を取るのは難しいけど、三脚を使うことでブレのない写真が撮れた。(^-^)v
　風景写真をキチンと撮るには三脚が必須だということを思い知る。f(^-^;
　気温が下がり海からの立ちのぼる水蒸気の量も少なくなってきたせいか、視界は良好で利尻島の端から端（鴛泊〜沓形）までの全てが見通せるし、本土側もノシャップ岬から夕来にかけての海岸線が全て見通せた。
　ただ、利尻の頂上周辺だけが見えない……（´・ω・｀）ｼｮﾎﾞｰﾝ




[ Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II ]
[ 75mm 1/500sec F11 絞り優先AE ISO200
WBオート ]

　予定では、礼文林道から268ピーク経由で香深に戻り、温泉に浸かるつもりだった。
　でも、『歩き中に頂上が見えたら嫌だなぁ』と思ったので、立ち話をしていた二人と別れた後もラジオを聞きながら待つことにした。
　ちなみに、聞いていたラジオ（ＦＭわっぴー）で稚内気象台が利尻の初冠雪を観測したというニュースを知ったが、ラジオのパーソナリティがそのニュースをＦＭわっぴーにもたらしたのが『抜海の某とほ宿の宿主』だと言ったのをと聞いて、一人笑ってしまった。



　……で、
　『初冠雪の利尻の完全な姿を撮りたい』という思いで待ち続けること３時間。f(^-^;




[ Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II ]
[ 200mm 1/640sec F8 絞り優先AE ISO200
WBオート ]

　あと一歩というところまで雲が引いてはまた覆い隠すの繰り返し……( 　´−｀)
　結局、次の予定もあることので13時半過ぎに撤退を決意した。　・゜・(ノ∀`)・゜・







　……しかし、
　香深の街に戻り、うすゆきの湯の露天風呂でふと利尻を見ると、

　『頂上、見えてるやん……( ﾟдﾟ)ポカーン』

　当然、風呂に入ってるから写真なんか撮れる訳がない……＿|￣|○
　ちなみに、風呂から上がって服を着て休憩室から見ると、利尻の頂は見えなかった。

　『嫌がらせかいっ。・゜・(ノ∀`)・゜・』



　その後、15時台の船泊行き路線バスで船泊まで行き、そこから歩いて星観荘まで帰るつもりだったけど、微妙に足腰に違和感があったので無理をせずに浜中からハイヤーで帰った。f(^-^;




[ Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II ]
[ 200mm 1/800sec F11 マニュアル露出 ISO200
WB晴天 ]

　夕方の宿の迎え便に乗らずにハイヤーまで使って宿に戻ったのは、これに間に合わせたかったから。
　この時期の日没は17時半頃なので、宿の迎え便で戻ると完全に日没後の暗い中での到着になってしまう。
　この日は水平線に雲も無くて日没を撮るには好条件だったけど、日没は撮り慣れてないからフレアを生かした写真が撮れなかった……（´・ω・｀）ｼｮﾎﾞｰﾝ




[ Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II ]
[ 200mm 1/6sec F5.6 マニュアル露出 -2.0段 ISO200 WBオート ]

　太陽が沈んで間もなく、月が昇ってきた。
　前々日が秋分で、日没と月の出がほぼ同時刻となる日だったので、東西の水平線が見える場所に立てば珍しい光景が見られた筈。








[ Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II ]
[ 18mm 1/4sec F5.6 マニュアル露出 ISO200 WBオート ]

　三脚があると、夕暮れの遅いシャッタースピードでシャープな写真が撮れる。










[ Nikon D300 + AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G ED VR II ]
[ 18mm 1/20sec F3.5 プログラムAE ISO1600 WBオート ]

　日没の風景は太陽が水平線に沈んで終わりじゃない。
　雲の広がり具合とか水蒸気の上がり具合にもよるけど、トワイライトに染まる日没後の風景の方が素晴らしいことが多いと思う。
　水平線と空だけの写真も撮ったけど、こっちの方が良い感じに撮れたんじゃないかと思う。




　ミーティング終了後、同宿人がブラックホールで談話を始めているのを尻目に、服を着込んでカメラと三脚を持って外に出て、星空撮影に挑戦。
　しかし、この日はお月様が煌々と輝いていて、星空撮影としては最悪の条件だったりするが。a(^◇^;




[ Nikon D300 + Tokina AT-X 116 PRO DX ]
[ 14mm 60sec F5.6 マニュアル露出 ISO800 WBオート ]

　しかし、輝くお月様を逆手に取ってこんな面白い写真も撮れた。
　月が太陽みたいに輝いて地表面を昼みたい明るく照らしているけど、月から離れた暗い空（全然暗くないけど…）には星が輝いている。
　もっとシャッターを開ける時間を長く取れば星がもっと浮かび上がったかも知れないけど、空も明るくなるだろうから設定が難しいところかと。
　色々と下手な部分（フレア出まくりとか…）があるけど、試行錯誤しながら初めて撮ったにしては上出来じゃないかと我ながら思う。(^^ゞ
　……それにしても、
　超広角レンズの見上げ視線で撮ってるにしても、電柱とか建物がもの凄い傾き方をしてるなぁ。
a(^◇^;




[ Nikon D300 + Tokina AT-X 116 PRO DX ]
[ 16mm 15min F11 マニュアル露出 ISO800 WBオート ]

　適当な方向に向けて15分間のバルブ撮影。
　星空写真的には全くの失敗作なんだろうけど、殆ど未経験だから色々と試して勉強する意味では意味があると言ってみる。f(^-^;

















[ Nikon D300 + Tokina AT-X 116 PRO DX ]
[ 11mm 30sec F8 マニュアル露出 ISO800 WBオート ]

　新月の闇夜に輝く星々と建物の明かりだけで撮ってみたいところだけど、天気と月の動きの条件が揃わないと難しいし……( 　´−｀)









　３日目（９月２５日）へはこちら



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